【定時で帰るは当たり前?】ムカつかれない&罪悪感なく帰るために知りたい5つのこと
- 定時で帰ろうとしたら上司から小言を言われた…
- 定時で帰ることに罪悪感があるんだけど…
- 定時で帰るってそんなに悪いことなの?事実を教えて!
周りの環境や仕事状況のせいで定時で帰ることに罪悪感を覚えたり、ムカつかれないか心配になって帰りづらいケースは非常に多いです。
私も今と違う部署のときは上司や周りの先輩から小言を言われた経験があります。ですが、これから説明する5つのことを知って、意識して行動することで気にせず定時で帰れるようになりました。
そこでこの記事は、定時で帰りたいけど帰れない・帰りにくい人でもこれを知れば定時で帰ることを少しでも後押しできるように私が知った5つのことをまとめて説明します。
この記事を読めば「定時で帰ることはなにも悪いことじゃない、むしろ良いことなんだ!」とマインドが変わります。
時間がない人は、最後の「定時で当たり前に帰るための行動」だけでもチェックしてください。
私の経験と関連する書籍の内容を濃縮しました。気持ちよく定時で帰るようになりたい人は最後まで読んでください。
定時で帰るは当たり前、何も悪くない
結論、定時で帰ることは当たり前です。なにひとつ悪いことなんてありません。
労働基準法で定められた内容や内閣府による仕事の生産性、自己投資に関わる調査データから見ても定時で帰ることは当たり前、むしろ定時で帰るほうが良いという結果が出ています。
国が決めた法律や国の調査データから見ても定時で帰ることは当たり前と証明済みなんだ!
労働基準法32条では、1週間では40時間,1日8時間で働きましょうと明確に定められています。
引用先:第32条(労働時間) | 労働基準法の関連施行規則/関連通達 (shlc.jp)
- 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。
- 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。
また、内閣府の調査データを見ても
- 国際的に見ても1人あたりの労働時間が10%短いと、1人あたりの労働生産性は25%高まる
- スキルアップを妨げる理由は残業による時間不足(残業時間が30hを超える人に調査)
といった結論が出ています。
実際にドイツはトップレベルで労働時間が短いけど、日本よりも50%以上高い労働生産性があります。
書籍『怠惰なんて存在しない』でも
- 人間が一定のアウトプットを保てるのは1日に2時間程度
- 人間が8時間座って作業ができる前提がそもそも現実的ではない
この書籍ではそもそも定時までの8時間ですら、人間には現実的な働く時間じゃないと言及しています。
私の場合も、定時で帰りたいから今ある仕事をどうか片付けるかなどの優先順位を意識して仕事をしているので効率よく働けています。
定時で帰ることは、当たり前で何も悪くない。むしろ自身のスキルアップや仕事の生産性を高めるためにも定時で帰るように行動する必要があります。
定時で帰るのが当たり前に思えない3の理由
定時で帰ることが法律や調査結果で正しいことが証明されたことで、定時で帰れない・帰らせてくれないことが大きな問題だという事がわかりました。
では、あなたを含めなぜ定時で帰れない人が多いのでしょうか?その理由を解説してきます。
まずは自分がどの理由で帰れないかをちゃんと把握しよう!その後でどう行動するかも解説します。
残業すること=頑張っているという価値観がある
あなたの周りにも今月残業40時間だ~って言っている人はいませんか?辛い感じを見せながらも実際は40時間残業していることを自慢している風に聞こえますよね。
私の周りにもたくさんいます
残業するという行動が日本の価値観では頑張っていて偉い!と評価されてしまいます。
先ほどの内閣府のデータにもあるように、これははっきり言って間違っています。
この価値観のせいで、定時で帰る人=頑張っていない、怠惰なやつという目で見られてしまいます。あなたは悪くありません。この間違った価値観がそうさせています。
特に若手社員は定時で帰ると先輩や上司から嫌味を言われてしまうかもしれません。
自分1人の力では変えることは難しいですが、実際に残業をしていないからと言って評価が下がることはありません。だから気にしてもしょうがないと強くマインドセットすることが重要です。
人事評価の側面では【残業をさせている=労働管理ができていない】と判断されるため、あなたではなく管理職の評価が下がると言われています。
なので、あなたは定時で帰ることによって管理職の評価も上げてやってるくらいのマインドで過ごしてください。
管理職の人は、自身の評価をあげるために定時で部下を帰らせてください。
残業することに慣れてしまっている
あなたは定時の間に他の人の仕事で頼み事をされたらどうしていますか?また、自分があんまり関係なさそうな会議を急に入れられたらどうしていますか?
まあ、自分の仕事は残業してやるか。こんな気持ちになっていたら残業することに対して慣れてしまっています。
自分軸で仕事の優先順位を決めないと、周りから見るとあなたは仕事をホイホイ受け入れてくれる人になってしまいます。
優しい人ではなく、都合のいい人になっていませんか?
若手の人は、ひとまずやってみるの気持ちはもちろん大事ですが、年数が経つとだんだんと「自分の仕事」が生まれてきます。今からでも優先順位をつける意識が必要です。
シンプルに仕事量が多すぎる
シンプルに仕事をこなしてもこなしても人員不足で仕事量が多すぎるケースです。
業務効率などの知識を身に着けることで改善するケースもありますが、基本的に自身のキャパを超えた仕事量をいつまでも上司から振られている場合は職場を変える方法が一番早いです。
ただ、疲れすぎていると転職活動すらできない方も大勢いると思います。
そんなあなたはまず毎日の残業を15分でも減らす仕事術を身につけましょう。月に換算すると5h相当なのでその分転職に向けて考える時間が生まれてきます。
定時で帰るための仕事術もこのサイトではたくさん発信しているよ!
定時で帰るのを当たり前にすべき3つの理由
あなたが80歳まで生きるとして、人生は何週間あると思いますか?答えは4000週間です。
書籍『限りある時間の使い方』でこれを知った私は、今ある時間を絶対に大切にするべきだと強く感じました。もう人生の4分の1以上は経過しました。あと3000週間もありません。
残りの人生を残業で消費するのではなく、大切な時間に使いましょう。
これであなたは明日から定時に帰らなければいけない!という強い気持ちで仕事に臨めるようになります。
定時で帰る目的をここで作りましょう!
自分の我慢していたことを必ずやるべき
今あなたが定時で帰ったらなにをしたいか、10秒くらい考えてみてください。
- 昔みたいに思いっきりゲームをしたい!
- 自分を成長させるために勉強したい!運動したい!
- 副業に挑戦したい!
楽しいことや、挑戦したいことなど今まで頭の中でぼんやり思っていたことは今すぐにやるべきです!そのために定時で帰ることは残業するよりも価値があります。
私は、定時で帰ってブログ運営をしたり友人とゲームをしたり、ジムにも行っています。土日だけでなく平日を充実させたときの心の満足感は幸せになります。
心の充足感は残業では感じられません
あなたが、今やりたいことを今すぐやるために定時で帰りましょう!
大切な人と過ごすべき
残業をしていると、周りにいる家族、恋人、友人と過ごす時間はどんどん減っていきます。やりたくもない残業のせいで周りの人と関りが減るのはもったいないです。
時間は思っている以上に貴重です
特にお子さんが生まれた人は、お父さんがわが子と生涯で一緒に過ごす時間は3年4カ月だそうです。その中でも一緒にいてあげれる時間はお子さんが小さい時です。
自分の周りの人を大切にするために、あなたは定時で帰るべきです。
会社に固執せずに生きるべき
あなたがどれだけ残業で会社のために働いたとしても、あなたに見返りはほとんどありません。
例えば、あなたが残業のし過ぎでメンタルがやられてしまっても、会社はあなたの代わりに新しい人が入ってくるだけです。それだけでなく、あいつはメンタルが弱いなんて言われてしまうケースもあります。
あなたがどれだけ会社に尽くしても、会社はあなたにだけ特別な賞与がでたり格段に昇給するなんてことはほとんどありません。
会社に尽くしすぎずに、定時で帰って自分のために時間を使ってください
定時で当たり前に帰る人の4つ特徴
定時で帰る人には共通した特徴もあります。定時で帰ることが当たり前になり、定時で帰る理由もできたのであとは行動するのみです。
定時で帰る人の特徴を知って、自分の行動に活かしてください。
1. 仕事の決断が速い
決断の漢字を見ると「断ることを決める」と書いて決断になります。
定時で帰る人は仕事の優先順位を考えて、自分は何を断るべきかを決めているからこそ重要な仕事の定時間内に終わらせることができます。
自分がやらなければいけない仕事にフォーカスしていきましょう
2. スケジュール調整がうまい
他部署やお客さんとの関りが密接な部署は特にスケジュール調整がうまい人が、仕事も早く進めることができます。
仕事のPDCAサイクルをプロジェクト全体からひとつひとつのマクロな部分に対してもしっかりと実行することで無駄なく動ける人は残業をしなくても仕事の効率よく進めています。
3. 熱中している趣味や目標がある
定時で帰る人は定時で帰ることを強く希望する理由があります。
先ほども話したように
- 自分の我慢していたことを必ずやるべき
- 大切な人と過ごすべき
- 会社に固執せずに生きるべき
このような3つのべきのどれかを心に強く意識することで、仕事を早く終わらせるモチベーションに繋げています。
4.責任感を持ちすぎない
あなたは自分の仕事だからと仕事に対して必要以上に責任感を感じていませんか?
責任感を持つことは良いことですが、持ちすぎることは定時で帰ることにも自信のメンタル面でも悪影響です。
真面目な人に多い傾向です
ミスしたときに責任感が多すぎる人は必要以上に自分を責めてメンタルを崩してしまう人を私はたくさん見てきました。
あなたがミスをしても責任は管理職、もっというと会社が対応をします。あなたに直接的に責任が来ることは普通に仕事をしていたらまずありません。
責任感を持ちすぎないことを常に意識してください。
定時で当たり前に帰るための3つの行動
最後に具体的にどうやって行動すれば定時で帰ることが当たり前にできるのか?についてご紹介します。
1.定時で帰ることを宣言する
まずは自分が定時で帰ることを周りに宣言しましょう!
「それができたら苦労しないよ」と思った人も多いと思います。
私のおすすめはoutlookなどのスケジュールに17時~24時までで「帰宅」や「私用による帰宅」と記入することで周りからの予定をブロックすることです。
これならなかなか口頭で定時で帰ると言いづらい人でも実践ができます。
2.小さな仕事の効率化のコツを知っている
組織全体の仕事の仕組みを変えることは難しいし、かなりの労力が必要でとてもじゃないけど大変です。
ですが、自分一人だけの仕事の仕組み化をすることが可能です。頻繁に発生する作業を自動で行えるようにしたり、実はこんな簡単な操作でいつもやっていることができるケースはたくさんあります。
さらに具体的な仕事術についてはこちらの記事で紹介しています。
3.職場の人とコミュニケーションをとる
定時で帰るためには、職場の人と仲良くせずにすぐさま帰る!というアドバイスを見ますが、私はこれには反対です。
総合職の人には現実的にかなり難しいです。仕事が円滑に進んでいきません。
業務外でも仲良く遊ぶ!といっているわけではありません。ただ、業務のことで気楽に相談できるレベルまでコミュニケーションが取れると自分の仕事がかなり楽になります。
わざわざ相談するのに、相手のスケジュールをみて時間を調整して打ち合わせメールを入れて…これをするよりもサクッと席に行って立ち話ベースで相談できる方が効率的です。
まとめ:定時で当たり前に帰ろう!
今回、ご紹介した5つのことを知ってるのと知らないとで定時に帰るための行動が大きく変わってきます。
- 定時で帰るは当たり前、何も悪くない
- 定時で帰るのが当たり前に思えない3の理由
- 定時で帰るのを当たり前にすべき3つの理由
- 定時で当たり前に帰る人の3つ特徴
- 定時で当たり前に帰るための3つの行動
この5つの内容を今後あなたが仕事をする上で大切にすれば、定時で帰るようにもなると思います。
それでも会社や周りが定時で帰ることに対して攻撃してくるならその会社はあなたの居場所ではありません。定時で帰ることが正しいと認識している企業もたくさんあります。
仕事で忙しいとは思いますが、転職先を探してみることやまずは自分の向いている仕事や働きたい仕事のスタイルを分析してください。
あなたの居場所はあなたが決めるしかありません
この記事に関連する書籍の紹介
この記事の中にも紹介した書籍について、簡単にご紹介します。
効率化などではない、人生の時間の使い方や頑張っていることが必ずしも良いとは限らないんだなど多くの気づきを与えてくれる本です。
この記事を読んだ多くの人に刺さる内容だと思います
限りある時間の使い方
おすすめ度
この本は、自分の人生の時間がこんなにも短いんだという気づきと、じゃああなたはこのままでいいのですか?問いかけられその問いかけに対して答えがわかる本です。
時間の効率化などが書かれた本とはかなり違う切り口で「時間」の大切さを教えてくれます。
怠惰なんて存在しない
おすすめ度
こちらは「怠惰」というキーワードを軸に、今までの生き方について気づきを教えてくれます。
私って努力ができないだめな人間なのかな…と落ち込んでいる人にはぜひ読んで欲しい一冊です。タイトルにもあるように怠惰なんて存在しません。
この書籍の中でも「休む」ことの必要性や、働きすぎの悪について書かれています。